歯医者さんが診察中によく使う言葉や治療に関する専門用語などを辞典形式で集めました。

カ行

【Cries】カリエスとは、むし歯のことです。むし歯のことを指す英語はいくつかありますが、こちらは主に歯科の時だけ使われます。

Cと略して書き、そのむし歯の進行状況(カリエスリスク)によってCO,C1,C2,C3,C4の五つに分類されます。
ガッタパーチャとは、根管治療時に使う根管充填材です。
天然樹脂の為、無害と言われています。

根管充填材とは、
根管治療の際、神経を取り除いた後の空いた根管に、神経の代わりに入れられるものです。
これにより、歯の耐久性があがり、封鎖もされるため清潔に保つことができます。
ガミースマイルとは、笑った時に上の歯ぐきが見えてしまうことをいいます。
正確には違いますが、出っ歯と間違われることがあります。

整形外科的に治療する方法や特殊な注射がありますが、矯正歯科でも治療が可能です。

キシリトールとは、糖アルコールと呼ばれる糖の一種で、天然の甘味料です。

糖アルコールは、酸を作らないためむし歯を作る原因にはなりません。
また、咬むことにより唾液が分泌され、再石灰化が促されるため、糖アルコール(キシリトール)のガムは、歯に良いとされています。

しかし、他の糖分が含まれていたり、糖アルコールの量が少なかったりするとあまり効果が期待できません。
再石灰化目的でガムを買う時は、キシリトールの含有量や特定保健用食品、トゥースフレンドリー協会マークが表示されているかなどを確認するといいでしょう。
クラウディング(crowding)とは、「混雑している」という意味で、歯科では重なり合った歯を意味します。
叢生とも呼ばれます。
詳しくは叢生のページで説明します。
クラウンとは、歯の欠損部分が多く詰め物ができない場合などで、上から全体を覆いかぶせる被せ物のことです。
補綴物被せ物、冠、CKFCKなど様々な呼び方が存在します。(CK,FCKは金属製のクラウン)
全体を覆っている銀歯もクラウンの一つです。

クラウンには金属やセラミックレジンなど様々な種類が存在し、それぞれ違った特徴を持っています。
保険を適用できるのに銀歯、硬質レジンジャケット硬質レジン前装冠
保険適用外なものにメタルボンドオールセラミック冠などがあります。
クラスプとは、入れ歯を残っている歯にひっかけて安定させる、金属の留め具のことです。鈎、鈎部とも呼ばれています。

主に、金属のワイヤーを曲げて作られますが、レジンを用いたホワイトクラスプなどといったものもあります。
クラックとは、ひび割れを意味し、歯にできたひびのことをいいます
歯ぎしりや食いしばりなどが原因でできる可能性があります。

自然の歯に限らず、メタルボンドなどのセラミックに入ったひびのことなどもいい、こちらは焼きつけの際などにできる可能性があります。

むし歯などの原因になることがあるので治療が必要です。
クラックが歯根などまで到達すると、治療が困難となり抜歯することがあります。

エナメル質にできた目に見えないくらいのひびをマイクロクラック、エナメルクラックといいます。
こちらの場合は、年齢を重ねるにつれて増えてきてしまうものなのであまり気にする必要はないかもしれません。
コアとは、治療をして大きく欠損してしまった歯に入れる人工の土台のことをいいます。
神経を取り除き、削った後が大きく、詰め物を入れるのが難しい場合、コアを埋め込みその上に被せ物を取り付けます。

コアには、いくつか種類があります。
保険適用では、銀の土台のメタルコアレジンの土台のレジンコア。
保険適用外では、グラスファイバーの土台のファイバーポストコア、金の土台のゴールドコアなどがあります。
コンポジットレジンとは、クラウンなどで使われる歯科用材料です。
CR、複合レジンとも呼ばれます。

詳しくはCRのページで説明します。
口内炎とは、口腔粘膜(口の中の皮)や舌、唇などにできる炎症のことを言います。

一般的に口内炎と呼ばれるのは、アフタ性口内炎というものです。
中心が白く、周りが赤い口内炎です。
アフタ性以外にも、カタル性、壊疽性、瘍性などがあります。

傷やビタミン不足、ストレスなどが原因といわれています。
大半の口内炎は放っておいても1,2週間で自然に治ります。

舌にできるものを舌炎ともいいます。
咬耗症(こうもうしょう)とは、上の歯と下の歯を噛み合わせる時に発生する、損傷をいいます。
英語の略、Attとも呼ばれています。

歯ぎしりや強く食いしばった際に、強くあたる歯によくみられます。
また、くさび状欠損が伴う場合もあります。

歯と歯同士ではなく、歯磨きなどによる損傷を摩耗症といいます。
咬頭(こうとう)とは、歯を側面から見たときに山状になっている部分のことです。
八重歯等の場合は、尖っている先端をいいます。

英語では、cusp(先端)といいます。
根管治療とは、歯の根の治療のことです。
歯の神経を取り除いた後、取り除いた穴を薬剤で洗浄をします。
そのあと、根管治療用の器具リーマーやファイルなどを使い、きれいに掃除をして、再び洗浄をします。
最後に穴に薬剤を入れ、被せ物などでフタをします。

根管治療は、根管内を直接見ることができず、人により歯の形が異なるため、非常に難しいです。
リーマーなどでの掃除が不十分で細菌などが残ってしまうと、細菌が増殖し根の先などが病気になってしまうことがあります。

歯の神経を取り除く抜髄治療も、根管治療に含まれることがあります。
楔状欠損(くさび状欠損)とは、エナメル質とセメント質の間の歯頸部(エナメル-セメント境)にできる欠損・へこみのことです。
WSDとも呼ばれます。

ある程度進行すると、知覚過敏などの症状が出ます。

不適切なブラッシング(摩耗症)や咬合力による(咬耗症)、酸触症が原因ではないかと言われていますが、まだ正確な原因は分かっていません。
機械的歯面清掃加算とは、簡単に言うと「回転する機械や研磨用ペーストによる歯垢等除去」の加算です。
歯清と略されます。

1口腔につき80点加算されます。
PまたはGがあるときのスケーリングの際などに使われます。
1度行ったら、3ヶ月以降でなければ算定できません。
他にも細かい規則があります。
欠損歯とは、存在しない歯、失ってしまった歯のことをいいます。
MTとも呼ばれます。

詳しい説明はMTのページで紹介します。
混合診療とは、1つの処置に対し、保険適用の治療と保険適用外の自費の治療を併用することをいいます。
原則として禁止されている行為です。保険適用外となり、自費の全額負担となります。
例外として、被せ物の保険適用外や矯正の場合、混合診療に当たらないことがあります。

例:
根管治療(適用外)→クラウン(適用) の場合、混合治療になります。
根管治療(適用)→クラウン(適用外) の場合、クラウンは例外の為、保険適用可能です。

混合診療を解禁するかしないかの問題はいまだ完全には解決されておらず、数々の議論が行われています。
矯正とは、歯列矯正、矯正治療のことで、歯並びを正しい形にする専門治療のことをいいます。

歯並びを改善することにより、歯の見た目の変化だけでなく噛み合わせなどが良くなり、発音や身体の健康などにも影響を与えます。

ブラケットワイヤーで固定する方法やマウスピースで行う治療法などがあります。
硬質レジンジャケット冠とは、コンポジットレジンで作られたクラウンのことです。
硬質レジンジャケットクラウン、HJK(hard resin jacket krone)とも呼ばれています。

詳しくは、HJKのページで説明します。
硬質レジン前装冠とは、硬質レジンによる前歯のクラウン差し歯)のことです。

中を金属(金銀パラジウム合金など)で補強してあるため、硬質レジンジャケット冠より強度に優れています。
また、保険適用が可能なため、安価です。

保険適用で前歯のクラウンを作る場合は、大抵この硬質レジン前装冠が使われます。
義歯とは、入れ歯のことです。

詳しくは、入れ歯のページで説明します。
被せ物とは、クラウンのことです。詳しくはクラウンのページで説明します。
過剰歯とは、歯の本数が正常数より多いことをいいます。
乳歯の場合は20本、永久歯の場合は32本が正常とされています。

過剰歯だと歯並びが悪くなったり、捻転歯矮小歯になる可能性もあります。
むし歯などの原因にもなったりすることもあるので早めの抜歯をお勧めします。
金銀パラジウム合金とは、補綴物に使われる、保険適用の金属素材です。

現在、銀歯のほとんどは、この金銀パラジウム合金です。

水銀アマルガムと同じように、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
他にも、嚙む際に発すると思われる電気や電磁波も問題視されています。
銀歯とは、おもに金属製の銀色のインレイなどのことを言います。

保険適用金属には、アマルガム金銀パラジウム合金、ニッケルクロム合金、銀合金があります。
金属アレルギーや水銀中毒、発ガンなどの危険性があるとされていて、問題視されています。

保険適用外の銀歯には、白金加金。金歯には、金合金があります。
こちらはさびにくい為、金属アレルギーなどの心配が多少緩和されています。